若手エンジニア諸君へ
近年のエンジニアリング業務はIT化が進み、本当に効率的、高度化してきた。
だが、本当にこれで良いのか?
IT化が進めば進むほどデジタル化社会が進展し、気づかないうちに五感が失われていく。五感が失われれば第六感が働かなくなり、生き物としての動物本能を見失っていく。
急激なIT化の人類に及ぼすマイナスの影響は、インフラ業界にも警告を鳴らしている。
現場を知らないエンジニアが増え、デスクワークが主体となれば、本来のインフラ創造能力に疑いを持たざるを得ない時代がやってくる。
ボクがゼネコンに就職した45年ほど前は、現場を知らないエンジニアはEngineerにあらず、であった。現場で汗をかき、現場の実態を体と頭に教えられた。この経験がEngineerとして育った出発点になっている。
若手のエンジニア諸君、まずは現場に積極的に出て、現場を知ることから初めることを願う。JEMに来ればそれがわかる。事務所には諸先輩が大勢いる。美味いCoffeeが待ってる。