幅広い経験を活かし、
54歳からコンサルの道へ
自己紹介をお願いいたします。
図師田徹と申します。JEMに入社して2年が経ちました。これまでゼネコン3社を経験し、JEMで4社目になります。最初に入った熊谷組で17年ほど勤め、その後鹿島建設に10年、東急建設に3年在籍しました。
この道32年になりますが、コンサルの仕事はJEMに入社して初めての挑戦です。
54歳からの新しいスタートとなりました。
これまで14の国・地域に行ったことがあります。中国、台湾、インドネシア、フィリピン、タイ、シンガポール、スリランカ、ミャンマーなど、東南アジアが多かったですね。
現在のプロジェクトについて教えてください。
今はトンネルの仕事でネパールへ行っています。色々なエンジニアをまとめたり、コントラクタが作ったものに対して評価や判断をしたり。REとして、工程に遅れがあれば促すのも仕事のうちです。
昔はダムだったらずっとダム屋、という傾向がありましたが、私はやや特殊なキャリアで、トンネル、橋、高速道路、何でもやってきました。そうした幅広い経験が、結果的に今のコンサルに活きています。

プライベートはどのように過ごしていますか?
ネパールではよくゴルフを楽しんでいます。日本と違って、一人で気軽に回ることができるんです。現地の友達もできたので、一緒に食事に行くこともあります。
自宅は福岡にありますが、もう30年近くずっと海外単身赴任で、家族とは半年に1度会うペースです。息子は今、大学に通っていて、先日めでたく成人式を迎えることができました。



「海外で働きたい」
を軸に先輩の紹介でJEMへ転職
JEMと出会ったきっかけを教えてください。
前の職場に勤めていた54歳の頃、心境の変化がありました。それまでは「自分で手を動かす方が楽しい」と思っていましたが、現場での経験も十分積みましたし、そうした経験や知識を若い人たちに伝えていくコンサルの仕事に挑戦したくなったんです。
ちょうどそのタイミングで、熊谷組時代の先輩がJEMで働いていて、紹介を受けて入社しました。「ネパールの仕事がある、やってみないか」とLINEで誘われて、面白そうだなと思ったわけです。
私は「行ったことのない国で仕事をしたい」という気持ちがあるので、当時ネパールに行ったことがなく、それも決め手の一つでした。海外で働くことが好きですし、これまでの転職もそうした軸で移ってきています。海外での仕事は面白いですよね。規模も大きいですし、それぞれの文化もありますから。
入社2年、振り返っていかがですか?
入社後のギャップは感じませんでした。というより、コンサルの仕事が初めてでしたので、みんなが色々と教えてくれることが非常にありがたかったです。人のいい会社ですね。
最初の仕事先はパキスタンで、入社3日目ぐらいですぐ現地に行ったことを覚えています。次にネパールへ行くため一時帰国しましたが、コロナの影響でしばらくは難しく、ようやく2020年12月からネパールでの仕事を再開できました。
仕事を通じて学んだこと、大切にしていることは何ですか?
仕事を徹底的にやる、一つのことを掘り下げて考えることは大切だと思っています。そうした姿勢を見せてくれた先輩方がたくさんいました。自分が受け持った仕事を最後までやり遂げる、これは先輩方からの大きな学びとして、今も実行しています。
本音を言うなら、やっぱり60歳以上の方々はすごいですね。「この人についていけば何でもできる」という人が、昔はたくさんいました。強い信念を持って、現場を引っ張っていくような。業界の先輩方からはまだまだたくさん学びたいです。
一生働き、学び、
まだまだ色々な国で挑戦を続けたい
今後の人生についてどのように考えていますか?
私は常々「70歳まで働きたい」と言っていますが、本当は死ぬまで、できる限り長く海外で働きたいです。
そのためにも、技術面でもう少し掘り下げて勉強したり、英語を学んだりしています。英語はそれなりに話せますが、コンサルに入ったこともあり、書く方も本格的に学ぶようになりました。
私は現地の人と一緒に仕事をすることが大好きです。同じプロジェクトに向かって、一緒にものづくりを仕上げていくことが楽しいのでしょう。機会があれば、残り14年でまだまだ色々な国に行ってみたいと思っています。